医療法人誠愛会 南相馬中央医院

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院長あいさつ
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ご挨拶

院長中林智之

南相馬市の皆様へ

 還暦の年に当地へ来てから早いもので10年が過ぎ古希を迎えました。当初は単身でしたが、2年目には妻も当地へ来てくれ、5年目には医院の近くに自宅も建てることができ、それなりに落ち着いて仕事ができたと思います。全く縁もゆかりもない私を受け入れ、当院を利用していただいた患者さんや、支えていただいた職員の皆さんのおかげだと心から感謝しています。

 内科、循環器科を中心に診療を行ってきましたが、来ていただける患者さんの信頼を裏切らないよう、今後も自分なりに努力をしていきたいと思います。よろしくお願いします。

医療法人誠愛会 南相馬中央医院
院長:中林智之

■2013年着任時あいさつ

 はじめまして、中林智之と申します。このたびご縁があり、高橋先生の後を引き継ぎ、2013年4月1日から南相馬中央医院で勤務することになりました。少し自己紹介をさせていただきます。

 私は昭和28年9月生まれで今年還暦を迎えます。昭和53年自治医科大学を卒業し医師として仕事を始めました。そのころから、まずしっかり勉強し、教えをいただいている先輩の先生方のようなちゃんとした医師になり、医師としての最後は、僻地の診療所で、その地域の医療を守るような仕事ができればと思っていました。私の若いころの勝手なイメージでは、南の島の海の見える診療所がいいなと思っていました。

 研修を終了後、僻地中核病院等富山県内の病院で内科医として勤務した後、8年間富山県立中央病院で循環器疾患を中心に勉強をいたしました。44歳のときに、済生会高岡病院から「循環器内科を立ち上げてほしい」とお誘いを受け赴任しました。その時から、なんとか10年頑張って、後は若い先生にまかせられればと考えていましたが、なかなかふん切りがつかず年月が経ってしまいました。

 2年前の震災以来、福島のことはいつも私の中にあり、行くとしたら南の島ではなく福島かと考えていました。昨年8月下旬たまたま私の家で取っている新聞2紙に相前後して高橋先生の記事が載り、先生のことを知りました。まさか先生が医療を越えて、貴地で様々な活動をされている御高名な先生とはまったく知らず、ご自身が癌をわずらいながら、被災地で診療を続け、後継者がいなくて困っているという記事の内容から、それなら、内科しかできませんが私ではだめでしょうかと先生にお手紙を出させていただいたのがご縁のはじまりでした。昨年10月に先生にお目にかかり、今回のことが決まった次第です。

 貴地には全く縁もゆかりもないものですので、正直なところ、何からなにまで不安でいっぱいですが、なんとか皆様に受け入れていただけるように頑張り、私の医者としての最後の仕事場にしたいと考えています。なにとぞよろしくお願いします。

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